20200415_定期調査

今回から調査の記録を残すことにした。

理由は何気ない生物の記録を残すことは意外と重要だからだ。

その話はまたいつかする。

 

いつもの場所(SG平野)で調査を行った。

そこで捕獲したものを紹介する。

 

・アリアケギバチ

主に九州北部に分布している。

近年福岡県や熊本県では、国内外来種のギギが移入されてしまった。

そのため、本種との競合、交雑などが懸念される。

この調査場所では、昨年から本種を確認し、今年も確認することができた。

とてもキュートでこのサイズはまだかわいい。

とても臆病。

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ちび アリアケギバチ

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・ハス(国内外来種

本来は、琵琶湖原産のコイ科では珍しい魚食性魚類。

口がかっこよく、銀光沢が美しい。

胃の内容物が気になる。

捕食圧の異なる生息場所において、捕食圧が低いと魚食傾向になり、捕食圧が高いと魚食傾向が減少すると考えている。その結果、捕食圧の高いところでは体サイズが小さくなると考えられる。(あくまでも筆者の個人的な仮説であり今後検証していく予定)

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ハス(国内外来種

カマツカ

安定の底物3兄弟の長男(長男:カマツカ、次男:ツチフキ、末っ子:ゼゼラ;あくまでも個人的な感覚)。

大型のものでは、体長が12cm以上にもなる。

つぶらな瞳がかわいらしい。

いつか食べてみたい。

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カマツカ

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カマツカ水中写真(ヤラセ)

 

今日も良い調査であった。

捕獲個体はハス以外リリース。

いつまでも、そこにいるといいな。